山を望む 家族が集う家
2023年
Kさん親世帯 夫婦60代+1人
Kさんご一家の旧居は藻岩山を望む住宅街に立つ築50年以上の一軒家。下宿営業をしていたこともある大きな二世帯住宅は、家族3人で暮らすには持て余すほどの広さと部屋数がありました。家の老朽化と共に暮らしづらさが募る日々の中、Kさんご夫妻は建て替えを決意。ミライエホームの設計・施工で新築することになりました。
Kさんご夫妻が新居で最も重視したのが「家族が集う家」にすること。子どもたちや孫が一堂に介するKさん宅にとって、大人数が伸びやかに過ごす空間は欠くことのできない要素です。
また、築50年越えの旧居には、歴史の分だけ思い出の品があふれていて、それらの収納場所も必須。さらに車2台やバイクのための大きなガレージも必要で、家族が集う広さと収納の両立がプランの要となりました。
完成した新居は1階に大きなガレージを持つ3階建て。2階は家族が集うLDKに大きくボリュームを割き、窓の向こうには藻岩山が映えています。寝室や水まわりも2階に集約しているので、ワンフロアで生活を完結する平屋的な暮らしを実現しました。
3階は子どもたちが宿泊できる個室や大量の書籍を収納する書棚、大容量のウォークインクローゼットなど収納に特化。上下階の行き来は階段の他にホームエレベーターも設置し、歳を重ねても快適に暮らせる住まいとなりました。
なじみのある山のある景色の中で始まった新たな暮らし。「何もかもが快適で、今までの暮らしがうそみたい。週末になると家族が勢ぞろいするにぎやかさは相変わらずですけどね」と笑顔で話す奥さんです。








FROM DESIGNER設計者より
この計画は、敷地を親世帯・子世帯に分割し、それぞれ独立した1棟の計2棟を建築するという難しいものでした。親世帯のKさん宅には、何かにつけて親戚・家族が集まるということで、自家用車2台と複数台あるバイク用車庫のほか、2~3台の来客用駐車スペース、さらに子世帯側にも最低自家用車1台分の屋根のあるカーポートが必要で、このレイアウトも更に難易度を上げた要因でした。
最初のヒアリングの後の初回プランで、要件をほぼ満足させ、かつ双方2階建てで納めており、我ながらほれぼれする程の完成度でした(笑)。




しかしながら、解体前の旧居は非常に大きく、50年分のさまざまなモノの収納場所も必要。それ以上の広さが必要と3階建てに変っていきましたが、「藻岩山を望む家族の集う家」というコンセプトは一貫しており、良い家が出来たと思います。ありがとうございました。




